海外生活が長くなってくると恋しくなるのが日本食です。
日本のものはたいてい手に入りますが驚くのはその値段です!!
日本では納豆3パック98円とか当たり前ですよね。
家計に優しい健康食と言うイメージでしたが
海外にくると納豆はなかなか手に入らない超高級品!!です。
タオバオで納豆粉(納豆菌)を発見!即ポチ!!
ご存知中国のショッピングサイト『タオバオ』を眺めていたら
納豆粉なるものを発見!!
一袋9.9元(150円)で3袋買うと納豆機がついてくるとのこと。
迷わず購入しました!!
そういえば、ボリビアに出張していた友人が
現地では激安の豆を買って納豆を手作りしていると話していたっけ。
ちなみに彼は日本から納豆菌を持って行っていましたが
海外でも納豆菌が手に入る時代になったんだなあとしみじみ。
納豆マシンがやってきたので早速挑戦!!
数日後、我が家に納豆機&納豆菌が届きました。
本来の用途はヨーグルトメーカーですが納豆の培養も可となっています。
自家製納豆の作り方
① 乾燥大豆100g、一晩水につけておく
② 大豆を蒸す
③ 納豆菌を少量の水で溶き、粗熱をとった大豆と混ぜ
④ ヨーグルトメーカーで10〜15時間保温
⑤ 表面にうっすら白い膜が張っていたら成功!
⑥ 冷蔵庫で1日寝かせると納豆らしい匂いになる。
納豆を作る時は別の菌の混入に気をつけろ!
ヨーグルトも納豆も菌で発酵させるものです。
そのため40℃前後の状態を保ち、菌を活性化させる必要があります。
ところが納豆菌に最適なこの温度は他の雑菌も繁殖しやすい環境。
そのため、自家製納豆の工程で雑菌が入らないよう注意が必要です。
ヨーグルトメーカーの内釜や蓋、スプーンなどは熱湯をかけて消毒します。
発酵が終わって保存容器に移すときにも
容器は熱湯消毒しておきましょう。
手作り納豆の3大失敗例
① 雑菌が混入して雑巾のような匂いに!!
納豆を手作りする上で一番重要なのが雑菌を防ぐことです。
納豆菌は超強いので、雑菌が入っても発酵できるのですが
他の菌も一緒に繁殖するとすごい匂いになるらしいです。
例えていうなら雑巾の匂いかドブの匂い。
危険なので食べてはいけません(涙)
② 大豆の蒸し加減が分からず固い納豆に!!
これは私も1回目失敗しました。
少し歯ごたえがある感じに大豆を蒸して使ったところ
出来上がったのはポリポリ納豆でした。
発酵する過程で少し水分が飛ぶので大豆はかなり柔らかめに炊くのがポイント。
市販の水煮大豆よりだいぶ柔らかくします。
硬め納豆も悪くないですけどね。
③ 粘りが足りない
これは2回目の時に経験しました。
1回目の納豆をすぐ食べ終わってしまったので
大量生産しようと安易に豆の量を増やしたのが原因です。
どうやら豆の量が多すぎて、菌と酸素が行き渡らなかったようです。
説明書に1回で作れる量は大豆100gまでと書いてあったので
その通りにしたら大丈夫でした。
手作り納豆は仕込みが大事〜大豆の蒸し方
これまでの生活で大豆を蒸すという経験をしてこなかったので
蒸し大豆を用意と言われて若干戸惑いました。
調べてみると、蒸し器で3時間くらいか
圧力鍋で20〜30分くらいでできるようです。
ところが我が家には蒸し器も圧力鍋もありません。
鍋で茹でると3〜4時間つきっきりになるようなのでそれは却下。
炊飯器でなんとかならないかやってみました。
普通に炊飯モードで炊いているとゴボゴボ…と音がして
お湯が吹き出してきました!!
これは大豆のアクが原因のようです。※注意してください
アクを取り除いて再び炊飯。
すると今度は水がなくなって焦げ臭い匂いが…!!
炊飯器ではダメなのかと諦めかけましたが
よく見ると我が家の炊飯器には雑穀モードなるものがありました。
使ったことないけど、やってみよう雑穀モード!
3時間後、いい感じに炊けました!ありがとう雑穀モード!
注:加圧式炊飯器で大豆を茹でるのは危険なようです。よくご確認を!
まとめ
・海外でも手作りすれば納豆は毎日食べられる!
・雑菌と大豆のゆで方に注意すれば自家製納豆はカンタン!
・納豆をかみしめる度に日本の心を思い出す!納豆を見つけた人尊敬。
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