インドは貧富の差がとても大きい国です。
物価や生活費も、地域によってかなり差があります。
私自身、実際インドに住んでみると
物価は安いけれど、意外なところにお金がかかる
のを感じました。
インドでの暮らしにどれくらいお金がかかるのか
また、節約のポイントなど
ぜひ参考にしていただきたいと思います。
※記事内の日本円は2024年2月のレートで計算しています。
インドの食費は安い!
インドの食事は安くて美味しいよ!
外食の場合
インドの外食はとても安く、
ターリーやミールと呼ばれる定食が
200ルピー(350円)前後で食べられます。
チャイは20ルピー
屋台で食べるヴァダやパニプリなどは50〜100ルピー(90〜180円)くらいで
とっても美味しいです!
でも外食ばかりだと
野菜不足、油も砂糖もどっさりなのが少々気になります…
自炊の場合
インドは野菜がとても安いです。
ベジタリアンが多いので、野菜はどこでも新鮮で安く手に入ります。
その一方、お肉やお酒は高い傾向にあります。
宗教的にお肉やお酒を食べない人も多いので、
売っている場所も限られています。
スーパーでは、肉魚、酒は手に入らないです。
買い物は少し面倒ですが、
自炊をした方が生活費は安く抑えられると思います。
ジャガイモ1kg | 30ルピー | 53円 |
トマト1kg | 20ルピー | 35円 |
パイナップル1玉 | 100ルピー | 178円 |
鶏肉1kg | 250ルピー | 445円 |
卵6個パック | 60ルピー | 106円 |
ビール500ml | 120ルピー | 213円 |
インドの医療費は高い!
薬は安い
インドではそこらじゅうにpharmacy(薬局)があります。
処方なしで薬を買うことができ、ほとんどが100ルピー(180円)前後です。
マスクや生理用品なども売っています。
薬は1シート、1ボトルから買うことができます。
ただしインドの薬はとても強烈で
胃が痛くなることもしばしばなのでご注意ください。
ちなみにインド人の友人に協力してもらって購入した酔い止めは
めちゃくちゃ効きました。
医療費は高い
インドでは政府運営の公的医療機関は無料ですが
外国人は私立病院に行くので、医療費は高額になります。
診察・検査・治療の一つ一つが前払い方式になっています。
ですので、海外旅行傷害保険に加入しておくと安心です。
私は楽天カードとエポスカード
に
付いている保険で十分まかなえています。
(利用付帯なのでご注意を!)
インドの家賃は安い!
インドの家賃は日本に比べて1/4くらいです。
と言っても、外国人が多い都市部では家賃が上がってきていますし
3BHK(3ベッドルーム・ホール・キッチン)などの
大きなお部屋が多いので、
20000〜30000ルピーくらいが相場です。(35000円〜53000円)
私が住んでいるのは南インドの田舎なので
2BHで5000ルピー(9000円)です。
友達の紹介で住んでいるので、お友達価格で破格で住まわせてもらっています。
インドの日用品は高い!
物価の安いインドでも、
日用品は意外と高いものが多いです。
トイレットペーパーは、インド人は使わないので高いです。
シャンプーも、インド人は週に1回くらいしか使わないので高いです。
洗濯洗剤や柔軟剤もあまり種類がない上
値段は日本と同じくらいです。
プラスチック製品も全体的に高めで
レジ袋なども10ルピー(18円)ですし、ラップは存在すらしません。
それでも街中にゴミが溢れていて、
水質汚染もひどいのを見ると、もっと資源を節約しなければいけないんだなと
つくづく感じます。
トイレットペーパー12ロール | 200ルピー | 356円 |
シャンプー1L | 1000ルピー | 1782円 |
洗濯洗剤3L | 700ルピー | 1247円 |
ぽり袋100枚入り | 280ルピー | 500円 |
LED電球1ケ | 699ルピー | 1245円 |
インドの交通費は安い
インドの交通費は日本に比べるとめちゃくちゃ安いです。
オートリキシャと呼ばれるトゥクトゥクは
値段は交渉次第ですが、100ルピー(180円)前後でどこでも連れて行ってくれます。
なので、小学生が通学に使ったりしています。
バスは飛び乗って飛び降りるスタイルなので
初心者にはハードルが高いですが、数10ルピーと激安です。
電車は寝台列車は席のランクによって
値段が違いますが、1番いい席に乗っても2000ルピー(3500円)位で
デリーからバラナシといった都市間を移動することができます。
オートリキシャ5km | 100〜150ルピー | 180〜267円 |
市内バス | 10〜30ルピー | 18〜53円 |
電車3時間 | 100〜400ルピー | 180〜700円 |
寝台列車10時間 | 2000ルピー | 3500円 |
インドの光熱水費は安い!でも夏は高くなる
インドのガスは、シリンダーを買ってガスコンロに繋ぐ方式です。
1シリンダー500ルピー(900円)くらいで3〜4ヶ月もちます。
水道代は、タダ!
水道にメーターがついておらず、水にお金を払うという概念がないようです。
ただし、飲料水は買う必要があります。
18リットルで20ルピー(35円)。
500mlのペットボトルも20ルピー(35円)。
水に対する値段の付け方がよく分かりません笑
電気代はエアコンなしの冬なら1ヶ月800ルピー(1400円)位。
夏場はほぼ24時間エアコン必須なので1ヶ月2000ルピー(3500円)くらいになります。
物価の安いインドでも、電気代はそれなりにかかると思います。
とは言っても、日本だと電気代安くても7〜8千円はかかりますよね!
冬は暖房費で2万くらいかかっていたので、
インドの光熱水費は日本の1/5程度だと考えると、すごいですね。
しょっちゅう停電しますけどね…
インドの通信費は安い!
インドの通信費はとても安くて
Wi-Fiが月1000ルピー(1800円)前後
携帯電話は月350ルピー(623円)前後です。
ちなみに私はJIOという現地キャリアを利用していまして
毎日2.5GB/通話し放題で年間2999ルピー(5345円)です
月になおすと400円です。
安くてびっくりしますね。
でも日本の電話番号も維持しないと色々困るので
楽天モバイル も月々1000円払っています。
インドで暮らす〜節約のポイント〜
インドは物価が安いですが、給料も安いので注意が必要です。
私の暮らす南インドの最低賃金は月1万ルピー(1万8千円)です。
現地インド人はそれくらいの給料でやっています。
外国人の最低賃金は162万5千ルピー/年と決まっているので
月13万ルピー(24万)はもらえるはずですが、
インドで清潔さと安全を買おうとすると、出費がかさみます。
インドでの生活費を抑えるポイントは
- 外食は控えめに、自炊を心がける
- 家賃をできるだけ小さく
- できるだけ現地の人と同じ水準の生活をする
自炊をすると、体にもいいですし出費を抑えることができます。
日本人が安心して住めるところを探しつつも、
家賃は後々削れないので、値段交渉をするなどの努力が大切です。
また、インドで日本のお米や醤油、洋服や化粧品を買おうとすると
とても高くなります。
できるだけインドのものを取り入れて、
インドらしい暮らしを楽しむようにすると
節約生活を楽しむことができると思います!
【まとめ】インドの物価・生活費は日本の1/4くらい!
インドの物価は
世界で3番目に安いって言われてるよ!
外食 | 一食200ルピー | 356円 |
自炊 | 月20000ルピー | 35000円 |
薬 | 1シート100ルピー | 180円 |
家賃 | 2BHK10000ルピー | 17800円 |
日用品 | 月2000ルピー | 3565円 |
交通費 | 月500ルピー | 890円 |
光熱水 | 月2000ルピー | 3500円 |
通信費 | 月1200ルピー | 2100円 |
物価が安いイメージのあるインドですが
現地の人に聞くと
コロナ禍以降、インドも少しずつ物価が上がってきているそうです。
特にガソリンなどの燃料や
半導体の不足で家電などが高くなっています。
日本は物価が上がっているのに給料は変わらないので
生活が苦しい感じがしますよね。
インドではそんなことはありませんよ!
日本と比べて物価も安いですし、
貧しくても楽しく暮らしている人がたくさんいるので、気持ちが楽です。
ぜひインドでの暮らしに一歩踏み出して見てくださいね!
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